FMしまだ 2018年2月22日 放送 「お金のルール」
よく週刊誌なんかで株やFXとか、あと最近ですと仮想通貨で儲かったって記事を見ると、無条件に飛びつく方って結構いません?あとは、あたかも確実に儲かるような営業話をされてそれに食いついちゃって、結果的には痛い目を見た方って結構いると思います。そんな人に限って、株は博打で生命保険はお金が減るものって考えを残念ながらお持ちなんです。
全く知識がないのに、投資を行うのであれば、残念ながら損をするのは当たり前なんです。
例えば、皆さんが初めて自動車を運転するに当たっては、まずは教習所に通って運転の仕方や交通ルールについて知識や技術を習得しますよね。運転を重ねて、だんだん上手になってくると思います。高級車だから赤信号でも交差点に侵入していいなんて交通ルールはありませんよね。そんなことが許されるなら、世の中交通事故だらけです。
悲しいことに、私が見る限りでは、お金の殖やし方って交通事故だらけなんです。
大切な財産なので、皆さんにもっと大切に扱っていただこうと思って、今日はお話を準備してきました!
まずは、皆さまのお財布を3種類に分けて下さい。
1つ目は『短期』のお財布です。これは、日頃の生活費とかすぐに使うお金のことです。
2つ目は『中期』お財布です。5年~10年以内に計画している出費のことです。教育費や車の買い替え、旅行なんかもこのお財布で良いと思います。ここまでが貯めるですね。
最後に殖やす目的の3つ目のお財布。『短期』『中期』ときたから、次は『長期』のお財布です。老後資金や子供などに残してあげるお金などが、ここに該当すると思います。
『短期』や『中期』のお金は、リスクの少ない銀行に預けておけば良いかもしれませんが、いちばん大切なことは『長期』のお財布の中身をどうするかで、将来のお金に大きな差が出てきます。
前回『インフレ』についてお話をしましたが、物の価値が上がっているのに、銀行預金のような0%に極めて近い預金に長期間預け入れていても、お金の価値はどんどん下がってしまいますので、夢に描く生活はできないと思います。
ここで質問です。殖やすためのルールって、聞いたことありますか?
特に先ほどお話した『長期』のお財布の中身を殖やす事が大切で、いくつかのルールがあります。
お金って皆さん大好きで大切にしているはずが、結構扱いはお粗末ですよね。難しく考えすぎなんですよね。ルールはたった3つしかありませんので、少し勉強すれば簡単に理解できると思います。
そのルールとは、まず1つ目は『資産分散』です。通帳の残高を見てニコニコしている人ってたくさん居ますよね。でも、日本の現金だけを持つだけでは増える妨げになるんです。なぜだかわかります?
前回お話した『インフレ』という経済現象が必ず起こるからです。物価が上がることにより、お金の価値がどんどん下がってしまいます。
そこで、株や債券のように物価とともに変動するものを持ったり、外貨など外国の資産も持ちましょうってことです。
2つ目は『長期運用』。10年程前にリーマンショックってあったじゃないですか。危機とかショックは、これからも必ず起こる社会現象なんです。リーマンショックの時は、株価が急激に下がって景気が一気に冷え込みました。ただ、ルールさえ身に着けてしまえば、危機やショックをチャンスと考えて殖やす味方にできる、これが『長期運用』なんです。
そして最後に『時間分散』です。計画的にお金を貯めることが目的です。
今回は1つ目の『資産分散』について、もう少し詳しく解説します。
1万円札ってみなさんお持ちだと思いますが、あれって日本の債権って知っていました?ただ、もし現金しか資産がなかったらどうなると思います?
先程も申し上げましたが、『インフレ』による影響で物価が上昇して、逆にお金の価値が下がったら、どんどん買える物が少なくなるので、生活が苦しくなってしまうのはわかりますか?
物価の上昇で価値が下がる現金を持っているのなら、逆に、物価の上昇で価値が上がる資産の一部に加えましょう!と言うのが1つ目の分散です。真逆な資産なので、お金の価値が下がれば株の価値は上がり、その逆もあります。その時の様子を見て、価値の高い方を使えば合理的ですよね。
そして、景気が回復されたのかよくわからない日本とは裏腹に、絶好調なアメリカを見たら、やっぱりそちらにも投資したくなりませんか?これが分散投資の2つ目のポイントなんです。日本と外国の資産を持ちましょう!と言うことです。
現金と交換に株とか外国の資産持つのが怖いって思う方が結構いると思いますが、少しだけ知識を入れれば、現金だけを持つよりも断然リスクが少なくて、お金が増える可能性が高くなるんです。
皆さんが支払っている年金も、40%は外国の株式や債券で運用されているのは知っていましたか?これを聞いて驚く方も結構いますが、リスクを減らして年金資源を殖やすためには絶対的に必要ってことなんです。
ここまで『分散投資』について説明してきましたが、内容はわかりました?
ここで次の壁にぶち当たってしまいます。『どうやってやるの?』です
iDeCoって知っていますか?
最近金融機関に行くと、必ずパンフレットが置いてあるんですよね。
iDeCoとは『個人型確定拠出年金』のことをいいます。わかりやすく言うと、『老後資金を自分で作る制度』なんです。
60歳までの間、毎月一定額を支払い、その掛金で投資信託や保険などを選んで運用する仕組みです。その後、60歳になったら運用した資産を受け取ることができる制度です。
もちろん、株や保険だけで運用するのが怖いと思う人のために、定期預金のようにリスクが少ないものもあります。
運用先である、投資信託や保険には国内外のものがあるため、分散投資が簡単に行うことができます。しかも、毎月5,000円から始めることができるんですよ!
簡単に分散ができることがわかると、次に来る質問は『運用する商品はどこを選べばいいの?』って感じですね。例えばトヨタの株がいい!とか、自分で個別銘柄を選ぶ必要は全くありません。年齢とか、金額によって選ぶものが変わるため、私たちに相談いただければ必ず答えが見つかると思います。
iDeCoは国が作った制度で、税金の優遇があり制度的には素晴らしいと思います。
ただ、もう一つの目的として、老後資金は国に頼らず、自分自身で貯めましょうってメッセージもあるんです。
実際には、制度ばかり先走りしちゃって、内容がわからない人がほとんどですよね。NISAの時もそうでしたが、もう少し皆さまが理解できるような説明がほしいと思います。
iDeCoの魅力についてお話をしましたが、実は落とし穴もあります。何だと思いますか?
例えば株だけで運用していたとします。60歳になっていよいよ受け取れる!と言っていた矢先に、リーマンショックのような経済危機が起こったら、その資産は木っ端微塵になってしまいます。
目的のあるお金なので、それを減らす訳にはいかないと思います。その預け方や貯め方を決めるのが大切であり、そのお手伝いをするのが、私達ハマムラコンサルティングビューロウの役目です。年齢や資産状況によって、貯め方は人それぞれですので、個別に面談させていただいて、オーダーメイドの貯め方をご提供しています。ご興味のある方は、是非一度お問い合わせ下さい。
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