FMしまだ 2020年12月24日 放送 [いま自分に出来ること厳選3つ]
年末ということで、話したいことが盛りだくさんです。 まずは、毎回同じような話題になってしまって恐縮ですが、皆さんふるさと納税はもうお済みですか? 今年も残すところあと一週間、まだ間に合いますよ!この情報が良いのか悪いのかはリスナーの皆様の判断におまかせしますが、 ふるさと納税でギフト券などがもらえるという事をご存知でしょうか
ふるさと納税でギフト券がもらえる
過去には、例えば大阪の泉佐野市や静岡県の小山町などの自治体で
Amazonギフトカードがふるさと納税の返礼品として取り扱われておりましたが、
現在は返礼品としてギフト券やギフトカードを取り扱うことは禁止とされています。
これは、その抜け道なのでしょうか?ふるさと納税サイトの『ふるなび』や『ふるさとプレミアム』、
『ふるさと本舗』では寄付金額に対してAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを実施中です。
楽天では納税額に応じて紐付けできるポイントを付与しているのだから、
ポイント替わりギフト券のプレゼント、皆さんいろいろ考えますよね。しかも、
還元率が高いことにはびっくりです!これはいつ受付終了してもおかしくないキャンペーンですので、
興味がある方は一度チェックしてもよろしいのではと思います。
そして次の話題も今までのおさらいみたいなお話になってしまいますが、
新しい年を迎えるにあたって重要なことなので、しっかり聞いてくださいね。
確認しよう「103万円の壁」
佐藤さん、「103万円の壁」って聞いたことありますよね。それでは、なぜ103万円ですか?
と聞かれたら正確に答えることが出来ますか?世の中では、今さら聞けない項目の一つにこの103万円の話題があります。
どうして、年収103万円を気にしないといけないか、それは、正社員やパートなどの給与所得者が年収103万円以下だと、
- ①自分自身が所得税を払わなくてもいい
- ②(16歳以上の学生の場合)親の扶養控除を受けられる為、親の所得税が減額される
- ③主婦の場合、夫が配偶者控除を受けることができ、夫の所得税が減額される
この3点が主な理由ですかね。2018年からは、主婦の場合は年収103万円ではなく
年収150万円がボーダーになっていますので注意して下さいね。
あと、これは時々聞くことですが、会社の家族手当の支給要件が、年収103万円以下の家族という基準のところが多くあります。
このため、「年収103万円以下に働き方を抑えると得!」という考え方が広まっているのです。これが「103万円の壁」の理由ですね。
所得税に関しては今お話した『103万円の壁』と配偶者用の『150万円の壁』があることはしっかり覚えて下さいね。
これに付け加えて、社会保険には『106万円の壁』と『130万円の壁』があります。向かうところ壁だらけですが、
毎回これにぶつかりながら生活するのか、飛び越えて生活するのかは家庭環境によって違うと思います。
近年、子供の教育資金を稼ぐために、扶養の枠を飛び越えて一生懸命働く主婦が増えています。また、仕送りの少ない学生が、
扶養の枠を超えて一生懸命働く姿が目立っております。働けるうちは精一杯働く、これは国民の三大義務である『勤労の義務』
に該当しますね。勤労に対する対価を得ることで、2つ目の義務である『納税』が行われる、とても大切なことだと思います
三大義務、ここで2つ紹介しました。残りは何でしょう?
教育ですね。働いて稼いで、納税して残ったお金が子供の教育費、たくさんあるお金の壁を飛び越える勇気も必要そうですね。
iDeCo のメリット・デメリット
そして最後にiDeCo。このフレーズを検索すると『節税しながら賢く資産運用』なんて言葉が出てきます。
iDeCoも興味あるし、節税も資産運用も興味がある方がとても多く、
私がセミナー講師をする際、このフレーズを放つと目がギラギラする方が急増します。ただ、欲望だけが先走るのはよくありません。
もちろんiDeCoには多くのメリットがあります。例えば、支払った金額が所得控除の対象になるため、
ご自身の所得税や住民税が軽減されます。また、運用益は非課税になるなど、
少額から始めることができる投資として人気を集めています。
メリットがあれば必ずデメリットも有り、何をするにもルールが大切です。以前、投資の3原則のお話をしたのを覚えていますか?
資産分散・長期運用・時間分散でしたね。iDeCoも全く同じです。何も学ばないで投資する方がほとんどで、
少しでも資産が目減りすると必ず誰かを悪者にします。資産が減っているときこそ、チャンスでしたよね。
資産が減っていると気持ちにゆとりはなくなりますが、そんな時こそあえて再投資を行う!この大切さが皆様にはおわかりでしょうか?
簡単ですので、わからない方はお正月休みにぜひ考えてみてください。
私とお話するといつもこんな内容ばかりです。来年も磨きをかけて頑張りますね!