FMしまだ 2018年10月25日 放送
住宅とお金~人生設計をたてよう~
家を建てるなら?
妊娠している女性に対しても、医療保険のケアは欠かせません。帝王切開って、入院保険や手術
給付金の支払の対象になるのを知らない方が結構います。妊娠がわかった段階で病院が案内をしてく
れれば良いのですが・・・
妊娠が発覚してから保険に加入すると、出産に関連する入院や手術が保障されないケースがあります。
そこで、妊娠28週までは正常に加入することができ、帝王切開などになられてもしっかりお支払され
る保険会社があることを、新婚さんなどに必ずオススメするようにしています。
最後にもう一つ。最近話題になっている医療保険として、契約期間中に保険金の給付を受けなければ
、一定の年齢に達した時に、今まで支払った保険料がすべて戻る医療保険も発売されています。
医療保険って奥が深いので、ご自身の契約内容を一度確認されてはいかがですか?
脳梗塞の後、こうなった
数年前に実際にあったお話です。ご主人様が脳梗塞で倒れてしまい、障害者になってしまったご家
庭がありました。辛いリハビリを行うも、体半分の自由を失い、もちろん仕事も失って希望の光をす
べて失った状態でした。そんな状態でも住宅ローンの返済は待ってくれません。
寝たきりになっても返済は無くならなかったこのご家庭、『自分だけは大丈夫』といった過信がこの
結果に導きました。私のところに相談に来られた時には、もう自宅を売却して市営住宅に引っ越して
いました。生活にわずかな光を差したのが生活保護制度でした。
もう少し早く相談していただければ、団体信用生命保険の内容変更についてのアドバイスができまし
た。団体信用生命保険(団信)の特徴として、死亡したら住宅ローンの返済が免除されるのは皆さん
ご存知かと思います。しかし、嫌な言い方かもしれませんが、死亡しないとチャラにならないってい
うのが一般的です。
住宅ローンの返済を65歳位までに終わらせたいっていうのが統計でありますが、その年齢に達するま
での死亡率はごく僅かです。
団体信用生命保険を有効活用するには?
先程、内容変更と言いましたよね。最近では死亡だけではなく、ガンと診断されれば返済を免除さ
れるものから、全疾病就業不能保障と呼ばれるものまで、生きるリスクをカバーするものがたくさん
出てきています。更には、インフルエンザになったらその月の返済が不要になるものや、奥様やご家
族が保障対象になるものまで、ここ10年位でとても内容が充実しました。
これだけ保障範囲が広がると、気になるのは毎月の負担額ですよね。
基本的には、金利に保険料分が上乗せされます。
具体的には、全疾病タイプですと、毎月の返済に0.4%前後の金利が上乗せされます。
4,000万円借り入れて35年返済するとして、この期間の基準の金利が、全期間1%だったとします。そう
すると、毎月の支払額は112,914円です。一方で、0.4%上乗せした場合は、毎月の支払額は120,523円
と8,000円弱高くはなりますが、安心料と考えたらいかがでしょうか?
内容によっては、生命保険でカバーしたほうが良いものもあり、団体信用生命保険と生命保険の保障
内容と金額を比較することをオススメします。
住宅ローンは団信等でしっかりカバーできれば、あとは生活費をどのようにカバーするかです。ここ
からが私達の腕の見せ所ってところでしょうか。
人生設計書さえしっかり作り上げておけば、どの年齢でいくら不足が発生するかが明確になりますの
で、そこから先は私達がしっかりとプランニングを行います。
家は3度建てないと納得の行くものができないと言われますが、そう簡単には行きませんよね。人生で
一番高いお買い物、ご納得の行く選択をお手伝い致します!