
生命保険と保険料
イチローの現役引退の速報を見て、1ファンとしてとても悲しみを感じました。
プレーも一流、マイクパフォーマンスも一流で、アメリカの各紙面では、
マイケルジャクソンに並ぶ有名人だと好評化をしており、私たち日本人にとっては誇りだと思います。
そのイチローの経済効果は300億円以上とも言われており、スケールの大きさを感じます。
ところで、新元号が発表されるまであとわずかですね。安心の『安』と言う字を多くの方が予想されていますが、
これは今の世の中を反映した字なのでしょうね。
渋谷の女子高生にアンケートを取ったところ、この『安』を使ったものが一番票を集めていましたが、
少数意見として『タピオカ』や『卍』とかがあったことに、切なさを感じてしまいました。
4月1日の発表が楽しみですね。
それでは本題に入ります。いつもこのコーナーでは、生命保険を中心としたお話をしておりますが、
そもそも生命保険の保険料ってどうやって決めているかご存知ですか?
『生命保険料値上げ』という記事を目にしたと思ったら、今度は『数年ぶりに死亡保険料下げ』
とのニュースが記憶に残っている方がいると思います。上げたり下げたり、
生命保険の保険料っていったいどうやって決まるの?!と疑問をもつ人も多いじゃないですかね。
キーワードは、
保険会社はさまざまな指標やデータをもとに収支を計算し、保険商品を設計しています。 指標やデータは一定期間で変更が行なわれるため、それに応じて商品の内容や保険料もその都度見直されています。
2017年4月から月払いの個人年金保険や学資保険など貯蓄型保険が大幅に値上げされました。
これは日本銀行のマイナス金利政策の影響で、市場金利が下がり『予定利率』のもととなる『標準利率』
と言うものが大幅に引き下げられたためなのです。標準利率は金融庁が定めており、これをもとに各生保会社が
『予定利率』を決めています。こうなると、各保険会社は何を考えるかわかりますか?
『標準利率』の高い、外貨建ての保険商品の販売を開始しました。返戻率の低い円建ての商品に比べ、
お客様にとってとても納得のいく返戻率を確保できる商品が人気を集めました。
インフレの影響で物の値段が上がり続ける中、保険料が下がった商品もあります。
昨年、2018年4月から値下げされるのは、定期保険や終身保険など死亡保険の保険料です。
『生保標準生命表』が2007年以来11年ぶりに改定され、予定死亡率のもととなる『標準死亡率』が下がったからです。
長寿と言われ続けていた中、逆に生命表が11年も変わらなかったことに少し疑問を持ったこともありました。
とは言え、保険料が下がることは、消費者である皆様にとっては嬉しいことですよね。
ちなみに、標準死亡率が下がると、保険料が値上げされる可能性がある商品があります。何だかわかりますか?
医療保険です。長生きが続けば入院のリスクも大きくなりますよね。
つまり、貯蓄性の高い保険は、2017年に一度値上がりして2018年に値下げされるかもしれません。
2018年4月以前に加入されている生命保険は、一度見直しをしても良いのでは?