マネートーク

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FMしまだ 2018年2月2日 放送              「お財布を3つに分けてのりくり」


お金のイラスト

お財布を3つに分けてのやりくり


お金の交通事故にあわないために

週刊誌では、株やFX等で儲かったという自慢話が掲載されています。そんな記事を見ると、無条件に飛 びつきたくなる方って結構いませんか?夢を見て投資を行った結果、大きな借金を抱えてしまった話を よく耳にします。
全く知識がないのに、投資を行うのであれば、残念ながら損をするのは当たり前です。



例えば、皆さんが初めて自動車を運転するに当たっては、まずは教習所に通って運転の仕方や交通 ルールについて知識や技術を習得しますよね。運転を重ねて、だんだん上手になってくると思います。 高級車だから赤信号でも交差点に侵入していいなんて交通ルールはありませんよね。
悲しいことに、私が見る限りでは、お金の殖やし方って交通事故だらけです。なぜルールを覚えずして 投資に挑むかわかりますか?答えは欲、それだけです。
大切な財産なので、皆さんにもっと大切に扱っていただくために、今日はお話します!



自分のお金の価値を下げない!

まずは、皆さまのお財布を3種類に分けて下さい。

1つ目:『短期』のお財布。日頃の生活費とかすぐに使うお金のことです。
2つ目:『中期』のお財布。5年~10年以内に計画している出費のことです。教育費や車の買い替え、 旅行なんかもこのお財布で良いと思います。ここまでが「貯める」ですね。
3つ目:『長期』のお財布。「殖やす」目的のお財布。老後資金や子供などに残してあげるお金などが 、ここに該当すると思います。

『短期』や『中期』のお金は、リスクの少ない銀行に預けておけば良いかもしれませんが、いちばん 大切なことは『長期』のお財布の中身をどうするかで、将来のお金に大きな差が出てきます。
前回『インフレ』についてお話をしましたが、物の価値が上がっているのに、銀行預金のような0%に 極めて近い金利に長期間預け入れていても、お金の価値はどんどん下がってしまいますので、夢に描 く生活はできません。



ここで質問です。殖やすためのルールって、聞いたことありますか?
特に先ほどお話した『長期』のお財布の中身を殖やす事が大切で、いくつかのルールがあります。
お金って皆さん大好きで大切にしているはずが、結構扱いはお粗末で、難しく考えすぎだと思います。 ルールはたった3つしかありませんので、少し勉強すれば簡単に理解できます。



ルールの1つ目は『資産分散』。日本の現金だけを持つだけでは増える妨げになります。なぜだか わかります?
それは、「インフレ」という経済現象が必ず起こるからです。物価が上がることにより、お金の価値 がどんどん下がってしまいます。
そこで、株や債券のように物価とともに変動するものを所有したり、外貨など外国の資産も持ちましょう! ってことです。

2つ目は『長期運用』。10年程前にリーマンショックがありましたよね。危機やショックは、今後 も必ず起こる社会現象です。リーマンショックの時は、株価が急激に下がって景気が一気に冷え込み ました。ただ、ルールさえ身に付けてしまえば、危機やショックをチャンスと考えて殖やす味方にで きる、これが『長期運用』なんです。

そして最後に『時間分散』。計画的にお金を貯めることが目的です。

今回は1つ目の『資産分散』について、もう少し詳しく解説します。



分散投資。どうやってやるの?


突然ですが、iDeCoって知っていますか?最近、金融機関に行くと、必ずパンフレットが置いてあります。
iDeCoとは『個人型確定拠出年金』のことをいいます。わかりやすく言うと、『老後資金を自分で作る 制度』です。
60歳までの間、毎月一定額を支払い、その掛金で投資信託や保険などの投資先を選んで運用する仕組 みです。その後、60歳になったら運用した資産を受け取ることができます。
もちろん、株や保険だけで運用するのが怖いと思う人のために、定期預金のようにリスクが少ない投 資先もあります。
運用先である、投資信託や保険には国内外のものがあるため、分散投資を簡単に行うことができます。 しかも、毎月5,000円から始めることができるんですよ!

簡単に分散ができることがわかると、次に来る質問は『運用する商品はどこを選べばいいの?』って 感じですね。例えばトヨタの株がいい!とか、自分で個別銘柄を選ぶ必要は全くありません。年齢と か、金額によって選ぶものが変わるため、私たちに相談いただければ必ず答えが見つかると思います。



iDeCoのもう一つの目的として、老後資金は国に頼らず、自分自身で貯めましょうってメッセージ もあります。
実際には、制度ばかり先走ってしまい、内容がわからない人がほとんどです。NISAの時もそうでした が、もう少し皆さまが理解できるような説明がほしいと思いませんか?

iDeCoの魅力についてお話をしましたが、実は落とし穴もあります。何だと思いますか?
例えば株だけで運用していたとします。60歳になっていよいよ受け取れる!と思った矢先に、リーマ ンショックのような経済危機が起こったら、その資産は木っ端微塵になってしまいます。
目的のあるお金なので、それを減らす訳にはいかないと思います。その預け方や貯め方を決めるのが 大切であり、そのお手伝いをするのが、私達ハマムラコンサルティングビューロウの役目です。年齢 や資産状況によって、貯め方は人それぞれですので、個別に面談させていただき、オーダーメイドの 貯め方をご提供しています。ご興味のある方は、是非一度お問い合わせ下さい。