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やっぱり気になる“ふるさと納税”

2020年11月26日 放送 [やっぱり気になる“ふるさと納税”]

この前の日曜日は「いい夫婦の日」でしたね。皆様のお宅では何かイベントはありましたか?
ダイヤモンドプリンセス号の乗客に、新型コロナウイルスの感染者がいると発覚したのが今年の2月1日、 およそ10ヶ月経ちます。今年はコロナに怯える日々が続き、ほとんどの方にとって耐える毎日だったと思います。 しかし、過去の歴史から見ると、克服できない障害はありませんでした。これは今回のような感染症もそうですが、 金融に関することも同じ事が言えます。こんな時だからこそ、慎重に自分自身を見つめ直して下さい。

年末調整の変更について知っておく

そして、来週からはもう12月です。この時期のお金の話題といいますと、まずは年末調整ですね。 毎年多くの変更点がありますが、今年は比較的わかりやすいものだと思います。ざっくり説明していきますね。

基礎控除額の引き上げ

これまで収入や所得金額に関係なく、誰もが一律38万円の控除を受けることができていました。 令和2年からは、一律48万円に引き上げられます。住民税の控除額についても、変更されます。
但し、合計所得金額が多い方(2,500万円が目安)は控除額がゼロになってしまうなど、段階的に基礎控除額は減額されていきます。
ポイントは2点、基礎控除額が上がったことと、所得が高くなると基礎控除額が無くなる可能性があることです。
基礎控除額が多くなったからといっても、税金が安くなることではありません。どんな事にも共通して言えることは、 仕組みを知ることです。控除額が変更された理由を調べてみるのも面白いかもしれませんね。興味がある方は是非どうぞ。

『ひとり親控除』の新設

現行『ひとり親』に対する税制上の措置として寡婦(寡夫)控除があります。寡婦(寡夫)控除は、 配偶者と死別、離婚、生死不明の状態が要件となっており、未婚の場合は適用対象外となっていました。 一方で最近は『未婚のひとり親』も増加している事に対応し、令和2年度税制改正で、 全てのひとり親家庭に対して公平な税制を実現する観点から、ひとり親控除が設けられました。 もちろん、適用者について性別を問いません。
その他、各種申告書等の記入箇所の変更点などがありますので、年末調整の対象となる方は、記入前にご確認下さい。

やっぱり気になる「ふるさと納税」

年末のお金の話題といえば、ふるさと納税じゃないですか?1年の所得もほぼ確定してきたので、 ご自身の寄付限度額が計算できると思います。年末の寄付が殺到する時に行うと、返礼品が到着するまで、 かなりの時間を要してしまいます。今であれば、年末年始に間に合うものがたくさんあります。 まずは目安の計算を行って軽く寄付をして、12月に一年分の所得が確定したら追い込みで寄付を行う、 こんな流れでよいかと思います。
しかしどのサイトを利用するのが良いのか、慣れない方はそこで時間を使ってしまいますよね。数ある『ふるさと納税サイト』から、 今日は3つ紹介します。

ふるさとチョイス

『ふるさとチョイス』は、コロナ被害を受けた自治体や地域の事業者・生産者の支援を開始したことにより、 返礼品のアイテム数が急増しました。その数なんと30万品以上で、これからも伸び続けると言われています。

さとふる

『さとふる』は、ふるさとチョイスほどの品目はありませんが、人気特産品ランキングの更新回数が多く、 アンケートや特集の数が多いので、見始めると時間を忘れてしまうほどの魅力と情報量です。

楽天ふるさと納税

『楽天ふるさと納税』は、ふるさと納税の話題になるとかなりの確率で登場しています。佐藤さん、 ポイントって好きですか?Tポイント・Dポイントと肩を並べて世間に普及しているのが楽天ポイント。 サイト内の買い物に限らず、飲食をはじめ多くの実店舗でポイントが付与されています。例えば、 県内に多くの店舗がある薬局では、タッチするだけでポイントが付与されるシステムや、ポイント2倍デー等、 消費者に嬉しい特典がたくさんあります。そのポイントを利用してふるさと納税に寄付できる、 実際のお金の流出が少なくなるので、気持ち的に得した気分になりませんか?さらに、寄付をする事で、 また楽天ポイントももらえちゃうという二度美味しいサイトなのです。

どのサイトも、寄付限度額のシミュレーションが可能で、それぞれのサイトに魅力があります。 注意することは、あまり多くのサイトを利用しないということですかね。どこを見ても、だいたい同じ返礼品があります。 1つのサイトにまとめておけば、今いくら寄付しているのかひと目でわかりますよ。

年末の特徴として、海産物や高級なお肉などにも寄付が殺到します。 また、自分にご褒美やステイホームでプチ贅沢が流行っているからでしょうか、『訳あり』なんてキーワードも急浮上しています。 今年はコロナの影響で苦労している生産者さんたちを助ける意味合いでも、ふるさと納税が多くの方から注目されています。

また、ふるさと納税は返礼品を目的とするだけでなく、災害の復旧支援などにも活用されています。 寄付の方法は人それぞれです。一度はやってもいいかもしれませんね。

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