トピックス

トピックス

FMしまだ 2018年11月22日 放送 「夫婦とお金」

 

今日は11月22日『いい夫婦の日』ということで、夫婦にまつわるお話をします。

 

と言っても、私がお話するのはお金の話でして・・・

お金の話になると、『いい夫婦』ではいれなくなるご家庭も結構ありましてね。

 

最近あった事例をお話しながら、明るい未来へのアドバイスができたらと思っております。

 

いい夫婦であるための秘訣ってどの家庭にもあると思いますが、夫婦×お金と来たら、答えは何を想像しますか?

 

一番多かった回答は『喧嘩』でした。

 

毎日生活をともにしながら、お互いのことを理解し合うのが夫婦の理想だと思いますが、何年もすると、段々お互いのあら探しをするようになってしまうんですかね?

 

実際に個別面談を行う際、夫婦間でお金に対する意見が全く違うことがよくあります。お互い強い主張がありますし、それを貫き通せば喧嘩になりますよね。

 

ここで1件、この前の相談に来た方のお話をしますね。

相談者は夫で、その内容は『お小遣いが少ない』という事でした。

 

よくあるパターンですが、単なる主張のみで話が進んで行けば行くほど、夫婦間のどちらかに不満が残り、なかなか解決しない問題です。

 

こんな不満を夫の口から発せられた日には妻は逆上し、『あんたの給料が安いんだから仕方ないじゃん!』なんて妻からの厳しい一言が来る事があったりしてね。

この先は喧嘩になる夫婦もいれば、夫が意気消沈して話に入ってこなくなるケースがありますが。

 

こんな場合、夫はどうしたらいいと思いますか?

夫が、自身のお小遣いが少ないと思う理由については様々ですが、とにかく妻へ交渉する際のプレゼンが下手過ぎますよね。欲しい!上げて!を連発するので、 それでは妻も面白くないですよね。

 

『家事の問題』や『育児の問題』、『嫁姑問題』や『家計問題』等、一般的には女性の方が考える事が多いのです。

 

そこへ、男性は『お小遣いアップ』の自己主張のみを要求するのは、自分でばらまいた地雷を次々と踏んでいるような行為ですよね。逆の立場のことなんて考えていなかった事例でした。

 

もう1件、お小遣い絡みで大騒動になった相談もあったんですが、パートをしていた奥さんが妊娠を期に退職しました。

 

ここでそのご主人から信じられない言葉が。

『働いていないんだからお小遣いはいらないよね?』

 

完全にアウトですよね。でもね、こんな会話が日常茶飯事飛び交っているのも事実です。例外なく奥さんのお小遣いも同等に取り扱う事が基本です。

 

お小遣い制って、世界的に見ても珍しい制度です。ただ、日本の生活においては、お小遣い制ってすごく適していると思います。

 

頑張った分だけ交渉できる、会社みたいですね。私も妻に交渉することがありますが、やっぱり作戦を練って挑みます。

 

そしてもう一つ、お小遣い制が一番お金をためやすいと言われております。何でも決めごとって大切で、毎月の支出を確定させることは、お金の苦労をかなり軽減させることになります。

 

ただ、夫婦が別々にお財布を管理していると、これって結構厄介です。闇が多くなって、人生設計も思うように行きません。相談に来られても秘密事項が多過ぎて苦労します。

 

売り言葉に買い言葉のように夫婦でお金の話をすると、必ずと言っていいほど喧嘩になるご家庭には特に必要なのが、客観的に家計を見てくれる私達アドバイザーの存在です。

 

解決策はたくさんありますが、まずは人生設計を作ってみてはいかがですか?内容なんて家庭ごと違いますが、夫婦が向き合って将来のお金の話をしてくださいと。でもね、 夫婦だけが向き合ってそのお話をすると、最後はどうしても話が破断してしまうことが多くあります。

 

いつもここで申し上げている、夢や希望、住宅や教育など、全てを数値化すれば、自然とお小遣いの額も決まってくるんです。

 

夫婦生活ってとても長く続きます。その分、お小遣いの額も一人当たり軽く1000万円を超えてきます。とても大きな金額になるので、慎重に考えてみてくださいね。