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FMしまだ 2018年10月25日 放送 「住宅とお金」

 

今日のテーマは、住宅とお金です。

 

今、家を建てると決めたら、皆様だったら何に一番こだわりますか?

 

住宅購入を検討しているご夫婦に『どんな家がほしい?』と質問すると、男性で多いのが、50坪前後の土地を買って、その上に3LDKの家を建てて、リビングは15畳くらいで、 予算は4,000万円くらいで金利は◎%で!と具体的な数字が並ぶ事が結構あります。

 

一方で女性に多いのが、庭に大きな木を植えて、可愛い子供部屋にピンクのカーテン、木の温もりの感じるリビングがほしい!と言うイメージ先行型になるんですね。

 

夫は具体的な数値で話しているのに、妻のホンワカしたイメージで応戦されてしまうため、話が平行線になってしまい、 結果的に夫婦の小競り合いが始まってしまうって事もありました。

 

しかし素敵な家を購入したいって言うのは夫婦間の共通認識じゃないですか。だから、そんな夫婦間の気持や考えを縮めていくのが私達の役割です。

 

金利のことや返済方法、他にも決めることがたくさんありますが、家だけにお金をかけてしまい、生活や子供の教育がおろそかになっては何の意味もありません。

 

そこで、お客様と一緒にライフプランニング「人生設計書」の作成を行います。効果として、いくら位の家なら買えるかを確認して頂いているんです。

 

住宅ローンってだいたい皆さん35年で組んで、長いお付き合いになりますよね。人生で一番高い買い物とも言われておりますので、やっぱり真剣に考えなければいけません。

 

知らなきゃ損することもたくさんありますので、一回相談して頂けたらと思います。

 

 

ここで、1件の事例をお話させていただきます。

 

数年前に実際にあったお話です。ご主人様が脳梗塞で倒れてしまい、障害者になってしまったご家庭がありました。辛いリハビリを行うも、 体半分の自由を失い、もちろん仕事も失って、希望の光を失った状態でした。

 

そんな状態でも住宅ローンの返済は待ってくれません。

 

寝たきりになっても返済は無くならなかったこのご家庭ですが、『自分だけは大丈夫』といった過信がこの結果に導きました。私のところに相談に来られた時には、 もう自宅を売却して市営住宅に引っ越していました。生活にわずかな光を差したのが生活保護制度でした。

 

もう少し早く相談していただければ、団体信用生命保険の内容変更についてのアドバイスができました。

 

団体信用生命保険(団信)って、死亡したら住宅ローンの返済が免除されるのは皆さんご存知かと思います。しかし、嫌な言い方かもしれませんが、 死亡しないとチャラにならないっていうのが一般的です。

 

住宅ローンの返済を65歳位までに終わらせたいっていうのが統計でありますが、その年齢に達するまでの死亡率はごく僅かなんです。

 

それでは、団体信用生命保険を有効利用するにはどうしたらいいと思いますか?

先程、内容変更と言いましたよね。最近では死亡だけではなくガンと診断されれば返済を免除されるものから、全疾病就業不能保障と呼ばれるものまで、 生きるリスクをカバーするものがたくさん出てきています。

 

更には、インフルエンザになったらその月の返済が不要になるものや、奥様やご家族が保障対象になるものまで、ここ10年位でとても内容が充実しました。

 

これだけ保障範囲が広がると、気になるのは毎月の負担額ですよね。

 

基本的には、金利に保険料分が上乗せされます。

 

具体的には、全疾病タイプですと、毎月の返済に0.4%前後の金利が上乗せされます。

4,000万円借り入れて35年返済するとして、この期間の基準の金利が、全期間1%だったとします。そうすると、毎月の支払額は112,914円です。

 

一方で、0.4%上乗せした場合は、毎月の支払額は120,523円と8,000円弱高くはなりますが、安心料と考えたらいかがでしょうか?

 

ガンになったから支払いが免除されるのではなく、就業不能になった場合に初めて適用される特徴のものが多く、 保障内容については金融機関に問い合わせて下さい。

 

内容によっては、生命保険でカバーしたほうが良いものもあり、団体信用生命保険と生命保険の保障内容と金額を比較することをオススメします。

 

住宅ローンは団信等でしっかりカバーできれば、あとは生活費をどのようにカバーするかです。ここからが私達の腕の見せ所ってところでしょうか。

 

人生設計書さえしっかり作り上げておけば、どの年齢でいくら不足が発生するかが明確になりますので、そこから先は私達がしっかりとプランニングを行います。

 

家は3度建てないと納得の行くものができないと言われますが、そんな簡単には行きませんよね。人生で一番高い買い物と言われておりますので、ご納得の行く選択をお手伝い致します!